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漢方相談薬局 埼玉県,さいたま新都心,北与野


埼玉県さいたま市中央区、さいたま新都心&北与野の漢方相談「いわい薬局」がお届けする健康情報です。
by kampo-iwai
2010年 08月 27日
  • 砂糖はそんなにアマクない!?
    [ 2010-08-27 10:24 ]
砂糖、特に真っ白なお砂糖は体に良くないですよぉと、常々お話ししていたのですが、マスコミにはあまり出てきませんね。
 お菓子メーカーや清涼飲料水メーカーがマスコミに支払う宣伝費はすごい金額になるんですね。そして悲しいかな政治献金の額もすごい・・・・らしい。
日本では企業利益優先の風潮があり、良識ある研究者やお医者さんの声が取り上げてもらえません。
砂糖を摂り過ぎると「虫歯になる」「太る」だけではないのです。 実際には身体の多くの障害と結び付いている可能性があるのです。
 今回はそんな報告を、月に一回実施している「お母さんのための食養生講座」でお話しした内容ですが、皆様にも知ってていただきたい事なので、お知らせします。

1、砂糖とご飯の吸収スピードは全く違う
 砂糖はグルコース1個とフルクトース1個の簡単な構造をしています。だから、お腹がすいた時や疲れた時に超スピードで吸収してくれます。
 それに対して、ご飯を食べた時にはデンプンがグルコースに分解され、吸収されるまでに3時間から4時間かかります。
 これを山に雪や雨が降った時に例えて説明しますね。
 冬に雪が降って山に積り、春になるとゆっくりと溶け始めます。川は決して増水する事も渇れることもなく、一定の水量を保つ事ができます。
 ところが、梅雨時などで大雨が降った時にはどうでしょうか?
 山に降った雨は一気に川に流れ込み、川は瞬時に増水します。
雪はご飯、雨は砂糖、山は腸、川は血管と思って下さい。
 ご飯(雪)はゆっくり吸収されますから血液中の糖の濃度(川の水量)を大きく変える事はしません。長い時間かけて吸収し、長い時間その効果は持続します。
しかし砂糖は(大雨)瞬時に吸収されますから血液中の糖の濃度(川の水量)は一気に増加します。
 大雨が続くと堤防は決壊して大きな被害を与えますから、川の水量は多いことがいいことではありません。
 一気に増加すると危険です。砂糖水と水を比べてみてください。どうしたってドロドロですよね。脳や目、腎蔵は特に細い血管です。そこに血液が流れにくくなっちゃうんですね。
 また、砂糖水は電気を通しません。塩水は通します。人間の神経伝達は、電気信号ですよ…!ね、怖いですね。
 そこで何とか水量を減らして、堤防の決壊を食い止めようと消防団が必死にがんばります。
 人間の血液中の糖も多いことがいいことではありませんので、血液中の消防団=インシュリンがたくさん出動し、血糖値を下げようとします。
 人間にとって糖はとても大切な物質ですが、血液中の多すぎる糖は決して有効に使われず、害にしかならないようです。

2、砂糖と糖尿病
 下図には砂糖とご飯を食べた後の血糖値がどのように変化するかをグラフで表しています。
 砂糖を摂ったことで血糖値が急に上昇すると、血糖値を下げようとして大量のインシュリンが放出されます。
すると上の図の赤線のような、血糖の急激な増減があっと言う間に起こります。それに対してご飯(玄米だともっとゆっくり)では、青線のようにあまり急激な血糖値の増減がありませんので、少しずつインシュリンが放出され、ゆっくりと、もとのレベルに落ち着いていきます。
 人間のからだは、ホルモンの命令を酵素が受け取り化学反応を円滑に行って、一定の状態に保っています。人間はホルモンや酵素を作り出すことができます…が、最近無制限には作れないことがわかってきました。一生に使える総量がある程度決まっていて、銀行の預金のように引き出すことにより使える量が少しずつ減っていくと考えられています。
 砂糖の過剰摂取によって多量にインシュリンを消費していくと、預金残高がたくさんあるうち(若いうち)はいいのですが、預金がなくなってしまうとインシュリンを使うことができなくなり、糖尿病になってしまいます。預金残高は人によって異なるため、砂糖をたくさん摂っていても糖尿病にならない人もいますし、あまり砂糖を摂っていないのに糖尿病になる人もいますね。
 砂糖のとり過ぎが糖尿病の原因になる事は事実ですね。特に空腹時の砂糖はより急激な血糖値の上昇を引き起こします。

3、砂糖と脳:砂糖が切れる子供をつくる
 さて、インシュリンの放出が行われた後、血糖値が正常な状態に落ち着くときは良いのですが、インシュリンの量が多すぎる場合は、正常値よりもずっと低い血糖値になってしまう場合があります(左上図の緑色の線で表した部分)。
 血糖値が低いとどうなるでしょう?
普通、血糖は一定(80~110mg/dl)にコントロールされていますが、脳はエネルギーを血糖に全依存しているため、これが50mg/dlを切ると、正常に機能できないと言われています。
 イライラや神経過敏、無気力、めまい、頭痛、眠気などの症状が現れます。そうすると、なんとか血糖を上昇させようと、あの有名(?)なアドレナリンが放出されます。アドレナリンは「攻撃ホルモン」と呼ばれることがあるように、カッとする時放出されるホルモンです。さらにアドレナリンが分解されると出てくるアドレナクロムは、麻薬成分に含まれる物質ですので、多量に存在すると正常な判断を失う危険があります。
 慢性的にこの血糖の乱高下を繰り返す症状は「機能性低血糖」と言われ、今、ものすごい勢いで増えています。
①朝、頭がボーっとして起きられない。
②太陽、あるいは明るい光を見つめると、眩しくて目を細めてし まう。
③立ちくらみが良く起こる。
④甘い物好き。
⑤いつもだるい。
①~⑤のうち三つ以上当てはまると機能性低血糖が疑われます。
神経でのエネルギー源、主に糖です。大腿神経ではこの影響が大きいですね。運動してないのに下肢がだるい、腰痛、階段昇り降りがしづらいのは老化のせいだけではないのかもしれませんよ。

4、骨粗鬆症との関係
 そして最後に、骨粗鬆症との関係です。砂糖は強~い酸性食品です。人間の血液はほぼ中性なので、そのバランスを取るためにアルカリ性のカルシウムイオンを動員します。
 つまり、砂糖いっぱい摂ると、体の中のカルシウムは骨を作るのに使われず、体外に排出されちゃうのです。ひどいと骨を溶かしてカルシウムイオンを出します。
 カルシウムは気持ちを落ち着かせる作用もありますし、美肌効果も高いです。それがなんと大不足です。
 角砂糖1個で牛乳84本分のカルシウムが消費されちゃうって知ってました!?(私も初耳でした)お砂糖1個で、1学期分の給食の牛乳のカルシウム…チャラです(もっとも、牛乳も良くないけど)。
 白糖を控え、カルシウムとともに良質のタンパクを摂りましょうね(大豆、小魚、ごまなど)。

 いかがでしたか?お菓子、チョコレート、清涼飲料水が摂れなくなってしまいましたね。
 糖がどのくらいのスピードで血管に吸収されるのかの値をGI値と言います。砂糖を100とした時の数値で表します。
本当は60以下で暮らすと良いと言われていますが…難しいですね。
by kampo-iwai | 2010-08-27 10:24 | 家庭でできるやさしい漢方生活